総合資格学院 一級建築士 私の合格体験記

建築

一級建築士に合格した人が、どのようなストーリーで合格をつかみ取ったのか気になりませんか?

総合資格学院のホームページに合格体験記というコーナーがあります。

名前の通り、合格者の体験記が掲載されています。

私もそれに倣って、合格体験記を書いてみました。

この記事を読んで欲しい人

・総合資格学院に興味がある人

・一級建築士の合格者の勉強方法に興味がある人

この記事を読むメリット

・総合資格学院の事が分かる

・一級建築士の勉強方法が分かる

本試験の得点など

学科試験の得点

109点位

受講講座

1年目:一級建築士ストレート合格必勝コース

2年目:設計製図長期コース

受験回数(独学で受験した2回を除く)

学科1回/設計製図2回

私の受験ストーリー

Q 現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

A 東京のダイナミックな都市景観への憧れ

小学生の時に首都高速から見た東京の迫力のある都市景観への憧れから、なんとなく都市や建築に興味を持っていました。

また、幼少期から図工などのモノ作りが好きだったこと、ハウスメーカーのチラシの間取りを見るのが好きだったことも大きく影響していると思います。

いざ、大学進学を考えたときに、自分が興味のある分野を整理した結果、建築学科に進みたいと考えるようになりました。

Q 一級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

A 設計事務所に行く以上は、取得するのが当たり前だと思っていた

就職先としては設計事務所以外に選択肢はありませんでした。

そして、設計事務所に行く以上は、一級建築士をいつかは取らなければならないと考えていました。

その時点では漠然とした願望であり、明確に何歳までに合格するというスケジュールはありませんでした。

いざ、働き始めてみると、仕事が忙しかったこともあり、勉強時間を確保できるかが最大の懸念事項でした。

また、高い授業料は払えなかったので、最初は独学で勉強する事にしましたが、独学で合格できるかが不安でした。

Q 合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

A 学科試験の後、一気に集中力が切れてしまった。すぐに製図試験に切り替える事が大切

最初は独学でチャレンジしました。

仕事の忙しさもあり、結局、勉強をしないまま、受験し、落ちるという事を何度も繰り返していました。

また、どうせ落ちるからと、学科試験を放棄した年もありました。

いよいよ本気で取りたいと考えたときに総合資格学院の門を叩きました。

高い授業料を払ったことで、覚悟が決まりました。

「絶対に受かってやる!!」と。

一級建築士を目指すにあたり、いくつか反省点があります。

一つ目の反省点は総合資格学院に早く行かなかった事です。

独学では、自分に厳しく、寝る間を惜しんで勉強する事はできませんでした。

もっと早くから真剣に取り組んでいれば20代の内に合格できたと思います。

二つ目は学科試験の後の気の緩みです。

総合資格学院の指導のおかげもあり、学科試験は余裕を持って通過する事が出来ました。しかし、学科試験後に集中力がプツンと切れてしまいました。

中々、製図試験に本腰を入れられませんでした。

本格的に製図試験の勉強に集中できたのは9月になってから。

時すでに遅しでした。

結果として、1年目の製図試験は落ちてしまいました。

そして、2回目の製図試験で合格出来ました。

総合資格学院に通っている中で、印象的だったのは、「仕事をサボってでも勉強時間を確保しなさい!」という講師からの言葉です。

しかも、何度も同じような言葉を言われました。

確かに仕事は重要です。

しかし、自分のためにも、会社のためにも、一級建築士は重要な資格であり、勉強のために時間を投資する必要があると実感しました。

その投資は必ず、将来、お金の面以外でも回収できると思いました。

Q 勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

A 隙間時間を有効に使う

働きながらだとまとまった時間はなかなか確保できません。

私の平日の勉強時間の作り方はというと、朝、自宅で1時間勉強、行きの電車で30分勉強、お昼休みに30分勉強、打合せなどの移動時間に勉強、打合せ後に仕事をさぼってカフェで勉強、帰りの電車で30分勉強、をしていました。

平日はトレイントレーニング(コンパクト問題集)が役に立ちました。

バッグに忍ばせておいて、隙あれば勉強していました。

各科目とも5回以上は繰り返しやりました。

また、暗記だけではダメだという事も分かりました。

人間は忘れる生き物です。

分からない事は、講師に質問したり、テキストを読み込んで、理解する事が重要です。

ただの暗記は忘れますが、理解していれば、しっかりと記憶に定着できるという事を、改めて勉強出来ました。

そして、勉強の習慣化が大切です。

勉強の習慣がつくと、勉強しないと、逆に落ち着かなくなります。

ルーティン化出来れば、早起きも、勉強するのも、遊ぶのを我慢するのも、苦じゃなくなります。

Q 総合資格学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

A 意匠以外の、構造や設備の知識を基本設計の時に活かせた

構造の柱スパン、設備のルートなど、構造設計者、設備設計者に聞いていたことが、ある程度は自分の裁量で計画できるようになりました。

一級建築士なんて役に立たないという意見もありますが、そんなことはありません。

資格の勉強で培った知識は、仕事にも確実に活かせます。

そして、一級建築士の記載がある名刺は効果絶大です。

お客様からの信頼を得られますし、自信にも繋がります。

Q 総合資格学院の大きな特徴である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

A 講師の熱がダイレクトに伝わる。映像では体験できない最大のメリット

映像講義はどうしても抑揚が無く、フラットになりがちです。

ライブ講義は講師が生徒の表情を見ながら進めるので、ライブならではの熱がこもっています。

音楽に例えると、CDを聞くのとライブに行くのでは体験が全く異なるのと同じです。

やはり、ライブ講義は、映像講義よりもスッと頭に入ってきます。

学科攻略法

私の

得意科目=計画

苦手科目=構造

でした。

Q 得意に出来た理由、もしくは苦手科目の克服法

A 何よりも繰り返しが大切

構造設計者では無いので、構造力学が苦手でした。

繰り返し問題集を解き、テキストを読み込むことで、理解していきました。

地道な方法ですが、確実な方法だと思います。

逆に、計画はもともと得意だったので、楽しく勉強をできました。

また、さらに得点を伸ばし、安心して学科突破が出来るように努めました。

Q 講義で一番役に立ったこと、助けになったこと

どの講師の方々も、分かりやすく丁寧に指導してくれました。

講義のレベルが高く、総合資格学院にして良かったなと思いました。

学科合格のポイント

基本的な事ですが、総合資格学院のスケジュールに合わせる事、宿題は必ず提出する事、授業を休まない事です。

仕事の忙しさで、難しい時もありました。

しかし、一度、甘えてしまうと、次も甘えてしまう事が怖かったので、自分に厳しく取り組みました。

高いお金を支払ったから、覚悟が決まったという事だと思います。

設計製図攻略法

Q エスキスや記述で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

A エスキスが出来れば怖くない

1回目の製図試験はスタートダッシュに失敗したことが尾を引き、散々な結果でした。

2回目は総合資格学院の設計製図長期コースに通いました。

長期コースでは、まずは、問題の読み込み方が重要だという事を教わりました。

問題をきちんと読み込まないと、あらぬ方向に進んで行ってしまいます。

次にエスキスの重要性です。

エスキスは答えが無数にあり、どうしても迷いが生じます。

時間を決めて、臨まないとドツボにはまる可能性もあり、一番怖い部分でもありました。

幸い、仕事で建築設計をしているので、エスキスは手早くまとめる事が出来たと思っています。

逆に業務でプランニングをすることが無い、構造設計者や設備設計者は、エスキスに苦労している人が多かったです。

最後に作図スピードです。

これは繰り返し、何度も作図するしかありません。

講師からはスピードアップのノウハウも教わります。

しかし、ノウハウを教わっただけで早く書けるわけではありません。

実際にスピードアップするためには、繰り返し書く必要があります。

「理解」と「出来る」は別物です。

記述については、記述用教材を通勤中、昼休みなどに繰り返し読み、さらには書いていました。

書く事で、体でも覚える事を意識しました。

Q 学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと

学科対策期間中は製図の事は全く考えていませんでした。

というか、考える余裕がありませんでした。

設備や構造については、製図を見込んで、勉強すれば良かったという思いもありますが、まずは学科の勉強に集中するのが良いと思います。

学科に受からなければ、設計製図に挑戦する権利を得られませんから。

製図合格のポイント

元々、設計は好きなので、勉強は苦ではありませんでした。

むしろ、楽しかったです。

設計製図の課題は何度も、再エスキスにチャレンジし、復習しました。

あえて、別のプランでまとめたりすることで、プランのバリエーションを増やしていきました。

元々エスキスは好きだったのですが、さらに得意になりました。

課題の復習が合格のポイントだったと思います。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

一級建築士であるという責任感と自信が生まれました。

資格の名に恥じないように継続して勉強をしていこうと思います。

資格を取得する方へアドバイス

誤解を恐れずに言うのであれば、目標は一級建築士の合格ではないと思います。

一級建築士の合格の先にある、独立、転職、収入アップ、スキルアップではないでしょうか。

そのために必須資格であると思えば、厳しい道のりも歩んでいけると思います。

1か月勉強して受かるような簡単な試験ではありません。

継続して勉強する事が何よりも大事です。

また、家族、友人、同僚、上司に一級建築士受験の事を伝え、配慮してもらえると、勉強時間を確保しやすいと思います。

最も大切なことは「絶対に受かる!」という覚悟だと思います。

総合資格でよかったところ

教務スタッフと合格ダイアリー

合格ダイアリーに勉強の記録を書き込むことで長丁場の受験勉強期間を管理出来ました。

また、授業のたびに教務スタッフへ提出し、交換日記のような形でアドバイスをもらっていました。

自己管理が出来、アドバイスに勇気づけられたと思います。

講師の方々

講師の方々の熱意は本当にありがたかったです。

絶対に受からせたいという気持ちが伝わってきました。

あの熱意があったからこそ、モチベーションをキープ出来ました。

模擬試験

各科目の点数はもちろんの事、どこが出来ていないかが分かりました。

よって、次に自分が重点的に勉強すべき項目が分かりました。

トレトレ(コンパクト問題集トレイントレーニング)

コンパクトなので、いつも持ち歩いていました。

文字通り、電車内での勉強に使っていました。

最終的には記憶してしまうくらい、繰り返しトレーニング出来ました。

まとめ

以上が私の合格体験記です。

総合資格学院に通い、一級建築士を取得したから今の私があると言っても過言ではありません。

やはり、一級建築士があると、周りからの評価、信頼度が変わります。

取って良かったなと思いました。

総合資格学院に興味のある人は下のリンク先から、ホームページを見てみてください。

まずは資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

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