「お金を守るためには、貯金が大事!!」
「資産運用なんて怖い、信用できない!」
その考え方、本当に正しいでしょうか?
もちろん、ある程度の貯金は必要です。
しかし、貯金だけであなたの大切な資産を本当に守れるのでしょうか。
貯金はしてはいけない理由を考えてみましょう!
理由1 物価が上昇するから
物価上昇(インフレ)のニュースは毎日のように流れていますよね?
物価上昇、ツライですよね。。。
そもそもなぜ、物価は上昇するのでしょうか?
まずは海外に目を向けてみましょう。
海外では経済が成長し、物価がどんどん高くなっています。
それに伴い、きちんと給与も増えています。
よって、高い給料に魅力を感じ、アメリカやオーストラリアに出稼ぎで働きに行く人も増えてきています。
また、ニュースでは、「アメリカのラーメンは1杯3,000円もする!」
なんて言っていますよね?
ラーメンに加えて、餃子とビールを追加で頼めば5,000円コースです。
これでは一般人は中々、海外に行けないですよね?!
それだけ、海外の物価は上昇しているんです。
そして、日本は貧乏になっているんです。
また、海外から日本が輸入している小麦などの価格も高くなっている訳です。
したがって、本来であれば、日本の物価も上昇していくのが自然な流れですよね。
しかし、残念ながら、日本の消費者は値上げに敏感です。
「値上げ=悪」のようなイメージさえあります。
「創業以来、価格を変えていません。」みたいなキーワードが正義のように扱われたりもします。
なかなか値上げを出来ないので、給与も増やせない。。。
結果的に自分の首を絞めているような状況なのです。
そこで、日本銀行は、年間物価上昇率2%を目標にしています。
「毎年2%ずつ、物価を上げていきましょう!!」と言っているわけですね。
その理由は、海外では経済が成長し、物価が上昇しているので、日本も物価を上昇させていきましょう。という事です。
「たかが2%じゃん?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、2%の破壊力はすごいのです!!
この目標通りに物価が上がっていくと、今、100万円で買えるものは1年後に2%高くなり102万円に、2年後には104万400円になります。
そして10年後には121万8,994円になります。
10年後には2割以上高くなるという計算です。
例えば、今、3,000万円で購入できる住宅は、10年後に3,600万円まで上昇するという事になります。
600万円の差は大きいですよね。
理由2 貯金はお金の価値が下がる(目減りする)
一方、消費とは逆に貯蓄に目を向けてみると、銀行の金利は依然、低いままで横ばい状態です。
例えば大手メガバンクの定期預金の金利は0.002%です。
100万円を定期預金で預けた場合、増える金額は1年間で20円、10年間預けても200円だけです。
「貯金は価値が下がる」とはどういうことでしょうか?
分かりやすく説明してみましょう。
例えば、ある資格学校に100万円で通える講座があるとしましょう。
Aさんは、10年後にその資格学校に申し込みたいと計画しています。
そこでAさんは資格学校用に100万円を銀行に定期で貯金しました。
そして、10年後、資格学校にお金を払おうとしたら、物価上昇により、学費が120万円になっていました。
しかし、貯金には100万円と金利で増えた200円しかありません。
結果的に約20万円、足りませんでした。
これは物価上昇に伴い、お金の価値が下がったからです。
また、「貯金していてもお金が増えないから」、と
タンス預金している人もいるかもしれませんが、ますますお勧めしません。
タンス預金は泥棒、火災の際に、完全に消失してしまいます。
それならば、たとえ目減りしても銀行貯金の方がまだ安心です。
また、銀行が潰れた場合、1,000万円までは保証されます。
逆を言えば、1,000万円以上を貯金する場合は、複数の銀行に分散した方がリスク回避になるでしょう。
ちなみに、バブルのころの定期預金の金利は大手メガバンクで6%、郵便局はなんと8%もありました。
仮に当時、郵便局にお金を100万円預けたとすれば、1年後には108万円、10年後には218万8,900円と、2倍以上になっていた訳です。
預金なのでノーリスクで資産が増える訳ですから、とても幸運な時代だったわけですね。
ちなみに今の時代に100万円を預けて0.002%の金利で200万円にする場合、3万6,000年かかるそうです。
大切な資産を守るためには
貯金してはいけない理由が分かりましたか?
それでは、大切な資産を増やすために、すなわち、これからくるであろうインフレに対応するためにはどうすれば良いでしょうか。
正解は個人年金保険、積立ニーサ、iDeCo、不動産投資、金(きん)、外貨などで大切な資産を増やすことをお勧めします。
つまり、資産運用です。
間違っても、宝くじ、競馬、パチンコなどのギャンブルで増やそうと思ってはダメですよ!?
もちろん、趣味として宝くじ、競馬などにお金を使うのは悪いとは言いません。
でも、ギャンブルと資産運用は大違いですからね!
話を資産運用に戻しましょう。
資産運用は貯蓄とは異なり、一定のリスクが発生します。
例えば、リーマンショック、チャイナショック、コロナショックなど、経済が打撃を受ければ、マイナスに振れてしまう時もあると思います。
しかし、資産運用は長期的な目線で考える必要があります。
上記のいずれのショックも数カ月から数年で再びプラスに転じています。
そして、この100年で考えると、総合的には経済は成長を続けているのです。
したがって、正しい資産運用をすれば、資産を増やせる可能性が高いです。
なので、貯金はしてはいけないのです!!
まとめ
貯金してはいけない理由が分かりましたか?
理由は
・物価上昇が上昇するから
・貯金しても価値が目減りするから
ですね。
そして、大切な資産を守るためには、資産運用が重要であることも分かりましたね。
では、具体的にはどんな資産運用がおすすめでしょうか。
それは、目的、運用年数、運用の元となる資金、リスクの考え方によります。
資産は正しく運用すれば着実に増えていきます。
今後は具体的な資産運用方法やお勧めの書籍も記事にしていきます。